トップエスイー では後半の半年で「ソフトウェア実践演習」を行い、その成果をプレゼン資料、レポート、ポスターの形式で提出する。
レポートでは、Microsoft Word のテンプレート及び内部で書式の規約が指示されているが、その他の形式ではそのテンプレートが定義されていない。最終提出は PDF の形式で提出するため、正しくフォーマットが整っていれば、LaTeX や google docs などで作成しても問題はない。
Microsoft Word や google docs と比べ、LaTeX で作成すれば、内部参照、外部参照、番号の統一的な振り分け等、人為的ミスを防いで自動で設定されるため便利である。また、一般的に、数式や図表の美しい出力、参考文献管理の容易さ、クロスプラットフォームでの互換性もあると言われています。LaTeX であれば、内容を git 管理できる点もすばらしい。
とはいえ、LaTeX ではそのフォームをきちんと整えるのが難しいため、ここにテンプレートを作成し公開することとした。是非活用していただきたい。
この (Lua)LaTeX テンプレートは自由に改変、拡散してもらって構わない。一方で、より良い書き方・設定があれば是非 Issue / Pull Request を出して内容改善に Contribute して欲しい!
- 日本語対応がやりやすいという理由で LuaLaTeX を基本とした。一方で、他のエンジンへの拡張はその道にいる人であれば可能と思われる。
- 環境設定に問題を感じている人は、Overleaf を使うと良い。その場合は、メニューでコンパイラとして「LuaLaTeX」を選んで欲しい。本テンプレートの実行は Overleaf にて動作を検証した。
- 内容物
README.md: 本説明ファイル。image.png: 画像ファイル。サンプルスクリプトの図挿入説明のために使用。topse_report.sty: スタイルファイル。このスタイルファイルを読み込むことで必要な設定は完了する。topse_report_template.pdf: レポート完成ファイル。本テンプレートで作成できる完成ファイル。topse_report_template.tex: レポートソースファイル。原稿そのもの。これを編集する。
動作確認は以下で行ってください。
- 本レポジトリから、全てのファイルをダウンロード。
- Overleaf のアカウントを作成、プロジェクトを適当に作り、ダウンロードした以下のファイルをアップロード (全部アップロードしても良い)。
topse_report.sty: スタイルファイルtopse_report_template.tex: 原稿ファイルimage.png: サンプルファイルを実行するための仮画像ファイル
- メニューからコンパイラを LuaLaTeX に変更。
- コンパイルを実行。
- できた PDF がきれいに表示されていることを確認。
動作確認が終われば、topse_report_template.texの内容を参考に、ご自身 / チームのレポートを作成してください。Good Luck!
基本的に、topse_report_template.tex を編集してください。
タイトルページだけ特殊なので以下にフォーマットを説明しておきます。 以下のものをプリアンブルに書いてください。
\addauthor: 著者情報を以下の形式で記載します。チームの場合はメンバーの数だけ書きます。\addauthor{学籍番号}{日本語氏名}{英語氏名}{日本語所属}\addtitle: タイトルを入力します。改行したい場合は\par(パラグラフ改行) を使います。通常は 1 行で良いと思います。\addtitle{日本語タイトル}{英語タイトル}\addabstract: アブストラクトを入力します。\addabstract{日本語アブストラクト}{英語アブストラクト}
本テンプレート は、第 19 期生の髙橋雅裕 ([email protected]) が作成しました。
本テンプレートは MIT ライセンスで公開されており、無保証で提供されます。テンプレートの利用により生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いません。
バグ報告、機能追加の要望、その他質問は、GitHub の Issue または Pull Request にて受け付けています。
トップエスイーの発展に貢献できることを願っています。