AIスタートアップ・xAIのイーロン・マスクさんが、同社の開発する次世代AIモデル「Grok 5」を使い、2026年に『League of Legends(LoL)』の“人類最強チーム”に挑戦すると宣言した。
明言されていないものの、挑戦対象として想定されているのは、世界大会3連覇を成し遂げた韓国チーム・T1とみられる。
「人間と同等の制約」でAIが『LoL』で対決
Grokは、2023年に初公開されたxAIの大規模言語モデル。XにAIアシスタント機能として搭載されているほか、Grok単体でブラウザ版やアプリ版もリリースされている。
イーロン・マスクさんはXで、次世代モデルのGrok 5が20/20視力(日本の視力1.0相当)の視界のみで『LoL』をプレイし、人間と同じ反応速度/クリック速度で戦うと説明。
内部データへのアクセスや超人的な操作速度は許されず、あくまで「人間と同等の制約」で戦うことを強調している。
また、イーロン・マスクさんは「このAGIの要素解決に興味がある方はxAIへご参加ください」「Grok 5はルールを読み、試行錯誤しながらどんなゲームもプレイできるよう設計されている」とも言及。
Grok 5が特定のゲームに特化したAIモデルではなく、より一般的な推論能力を備えたAGI(汎用人工知能)の開発を指向していることも伝えた。
人類最強チームとして『LoL』に君臨し続けるT1
T1は、2025年の『LoL』世界大会「Worlds 2025」で、史上初となる3連覇を達成したチーム。
前身のSK Telecom T1時代を含めても前人未踏の記録であり、その名を再び『LoL』の歴史に刻んだ。
なお、T1の中心に立つFaker選手は、自身6度目の世界制覇。
2013年のプロデビュー以来、『LoL』やe-Sportsの象徴的人物として君臨し続けており、T1との選手契約を2029年まで延長したことでも話題となった。
『LoL』史上初の世界大会3連覇を果たしたT1のメンバー/画像は公式Xより
T1も「We are ready」と受けて立つ構え
人工知能が、コンピュータゲームで人間を超える例はすでに存在している。DeepMindのAlphaStarは、『StarCraft II』でトッププロを破り、OpenAIは『Dota 2』でプロチームに勝利した。
しかし、いずれもAPIを通じたゲーム内データへのアクセスや超反応など、人間では不可能な能力を使う特化型のAIだった。
生物学的な人類の能力レベルに合わせた上で、Grok 5が『LoL』の最強人類チームに勝てるかどうかを検証するというイーロン・マスクさん。
T1はイーロン・マスクさんの投稿に「We are ready👍 R U?」と返信しており、実現が待たれる。
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