ホンダやトヨタが参入する市場規模300億円「レストア」という新ビジネス

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「Hondaヘリテージワークス」のサービスの例としてフルレストアされた初代NSXが展示された(筆者撮影)

日本車メーカーも新しいビジネスを見つけたようだ。それがレストア事業。

東京オートサロン2026(TAS)の会場で、地味だけど、ファンからは熱い注目を浴びていたのが、各社の旧車の展示である。

ひとつはホンダだ。

「確実に需要があるということで、(26年)4月からサービスを始めることにしました」

ホンダの展示ブースの一角に赤い「NSX」を飾っていたのが、Honda Heritage Works(ホンダ ヘリテージ ワークス)。埼玉県和光市の本社からショー会場にやってきた担当者は、そう語る。

「Hondaヘリテージパーツ」は純正復刻部品と純正互換部品からなる(筆者撮影)

「旧型スポーツタイプの車種を対象に、販売終了となった部品の復刻供給と、レストアを施す」のが、Hondaヘリテージワークスの業務内容と説明される。

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初代「NSX」を純正の状態に戻す

「販売終了となった一部の純正部品を復刻し、新たに供給するHonda Heritage Parts(ホンダ ヘリテージ パーツ)と、その部品を一部に活用した新たなレストアサービス、Honda Restoration Service(ホンダ レストレーション サービス)の2つで構成されます」

これがホームページに掲載されたサービス内容。

レストア事業が対象とする車両は当面、1990年に発売された初代NSXの初期型(NA1-100型)に限られる。

理由は「もっとも数が売れたモデルだから」(担当者)とのことだが、人気車種でもあり、宣伝のためにも妥当な選択かもしれない。

ドアトリムなどの内装パーツも新たに復刻される(筆者撮影)

「レストアの対象は顧客の乗っているクルマで、純正の状態に戻すのが前提です。改造が激しい車両は受け付けられません」

担当者によると、レストアにはメニューが用意されるとのこと。塗装を含む部分的な修復から、ベアシャシーまでストリップダウンする徹底的なものまで、選べるようになるという。

レストアが受けられるかは、事前審査を設けて判断するそうだ。これはどのメーカーにも共通している。

特に対象が、多かれ少なかれオーナーの手が入っているスポーツモデルだけに、レストアを円滑に進めるには、いろいろな苦労もありそうだ。

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