イランデモ、イスラム体制を支持してきた商店主が火付け役に これが重要な理由
(CNN) イランでは体制に異議を唱える反政府デモが100を超える都市に広がりつつある。その発端となったのがイランの歴史上の強力な変化の担い手であり、かつ現在の体制に忠実と見なされてきた商人層「バザーリ」だった点は、特筆すべきだ。
きっかけは、中央銀行が一部の輸入業者に市場より安く米ドルを提供していた制度の打ち切りを決めたことだ。これを受けて商店主らは価格を引き上げたほか、一部は店を閉める対応を取り、抗議デモの引き金となった。伝統的にイスラム共和国体制を支持してきたバザーリにとって、中央銀行の動きは急進的な措置と映った。
バザーリと聖職者の間には長年の協力関係があり、商店主はイランの歴史を通じキングメーカーとして重要な役割を演じてきた。1979年のイスラム革命を最終的に成功に導いた要因は商店主による聖職者への支援で、これが反体制派の資金的な支えとなり、シャー(国王)の失脚につながった。
その後、商店主の主要政治勢力としての役割は象徴的な色が強まったが、通貨変動が事業への打撃となり、今回のデモに踏み切った。一連のデモは死者を出す事態に発展している。




