東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で贈賄罪に問われ公判中の出版大手KADOKAWA元会長・角川歴彦(つぐひこ)被告(81)が、否認した場合に身柄拘束が長引く「人質司法」で精神的苦痛を受けたとして、国に2億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁(中島崇裁判長)であった。国側は争う姿勢を示し、請求棄却を求めた。
◆心臓に持病あるのに「最低限の医療すら受けられず」
角川氏は意見陳述で「無罪を主張すれば仕打ちを受けるというのは、法律に反する」と強調。7カ月余にわたった勾留期間中、心臓に持病があったにもかかわらず、かかりつけ医への通院が許されず「生きるために最低限の医療すら受けられなかった」と振り返った。その上で、「人質司法は人間の尊厳をけがし、基本的人権を侵害するものだ」と声を震わせた。
訴状などによると、角川氏は2022年9月、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(80)=公判中=への贈賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、同年10月に起訴された。
逮捕時から一貫して無罪を主張。東京拘置所での...
残り 465/929 文字
この記事は会員限定です。エントリー会員(無料)に登録すると、続きを読めます。
- 無料会員(エントリー)に登録すると
- 会員限定記事を読める
- 有料会員限定記事も月3本まで読める
カテゴリーをフォローする
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。