記者会見で謝罪する大分市教育委員会の粟井明彦教育長(左から3人目)ら=大分市で2026年1月9日午後4時2分、山口泰輝撮影 栃木県の県立高校で撮影された暴行動画が交流サイト(SNS)で拡散したのは、次のような順序だった。 ①当事者の生徒たちが暴行の様子を撮影する。 ②複数の生徒の間で動画が共有される。 ③無関係の第三者の介在で、インターネット空間で爆発的に拡散される。 こうした段階に応じて、プライバシー侵害のリスクや子どもの健全な育成に与える影響は異なる。問題点を専門家に聞いた。 相談よりも、手軽なSNS投稿 「仲間内でいじめや暴行を助長する可能性がある」 SNSでの中傷被害に詳しい清水陽平弁護士は、今回の動画撮影の問題点をこう指摘する。悪意ある撮影は、暴行している当事者だけでなく、撮影者や周囲の生徒たちも加害者になり得るという視点だ。 暴行の被害者にとっては、撮影されたくない様子を一方的

