三井住友海上の内定を一度辞退した後、再度同社に応募して転職した佐藤喬さん(左)と人事部キャリア採用ユニットリーダー・黒川健人さん(撮影:井上有紀子) 内定辞退者は「裏切り者」――。かつてはそんなイメージもあったが、将来の採用候補者として見直す企業が増えている。一度選考から離れた人に再び声をかけ、タイミングが合えば最終面接から選考を再開することもある。人材獲得競争が激化する時代に広がる「タレントプール採用」の実態を追った。 【ランキング】大手企業の平均年収ランキング・上位199社を一挙公開! * * * 今や内定辞退は、選考の「終了」を意味しない。 「一方的に辞退しておきながら、また面接に呼んでいただくのは、かなり恐縮でした」 こう話すのは、損害保険大手の三井住友海上に2025年春に入社した佐藤喬さん(43)だ。国際管理部で、コンプライアンス推進業務に従事している。 大学卒業後、財務省で

