全日空が運航する最新鋭機「ボーイング787型機」が高松空港に緊急着陸したトラブルで、運輸安全委員会は22日、異常が発生した機体搭載のメーンバッテリーの内部状態などについて解析を始めることを決めた。 機体から取り外したバッテリーを宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))に運び、CTスキャン装置を使って炭化した内部の状況を詳しく調べるなどし、異常が起きた原因の特定を進める。 運輸安全委などによると、メーンバッテリーは金属製容器(縦22センチ、横28センチ、奥行き34センチ)の中に、8個のリチウムイオン電池と、過充電などを防ぐための「管理装置」が収納されている。同委が機体搭載のバッテリーの状態を目視などで調べたところ、容器の上蓋が数センチ程度膨らんでいた。また、側面には電池から漏れ出た電解液が付着していた。
小型衛星の打ち上げや、日本のロケット技術の維持・発展のためです。 「H2A」「H2B」よりかなり小さい 日本には、今、2種類のロケットがあります。 大型ロケット「H2A」と、さらにその倍の打ち上げ能力を持つ「H2B」です。どちらも、国と宇宙航空研究開発機構が国費を使って開発しました。H2Aは2007年に三菱重工業に移管され、同社が商用打ち上げ事業を実施しています。H2Bも昨年、三菱重工への移管が決まりました。 一方「イプシロン」は、H2AやH2Bと比べると、かなり小さいロケットです。高度約300キロメートルへの打ち上げ能力は、H2Aの8分の1以下。国と宇宙機構で開発中ですが、いずれ製造を担当しているIHIエアロスペースに移管される予定です。政府と宇宙機構は、同社も三菱重工同様、商用打ち上げ事業に乗り出すことを期待しています。 計算上では割安のはずだが… 大きなロケットがあるのに、小さなロケ
「まだこんなことが信じられているのか」。テレビのニュース番組を見ていてうんざりした気分になりました。東京都大田区の町工場が中心になって開発した「下町ボブスレー」を取り上げたニュースでのこと。「東大阪でも町工場が『まいど1号』という人工衛星を作って打ち上げたことがあった」と紹介されたのです。 この番組の内容を信じる限り、ボブスレーは本当に大田区の町工場が開発しているようです。これに対し、まいど1号(SOHLA-1)は名目上は東大阪市の中小企業から成る東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA、現 宇宙開発協同組合SOHLA)が開発したことになっています。しかし、実態はほぼ「宇宙航空研究開発機構(JAXA)が作った衛星」です。その事情を、日経エレクトロニクス雑誌ブログ「まいど1号の憂鬱」で取り上げました。 このコラムで私は「(東大阪の企業は)衛星の構造体をJAXAから渡された図面に従って製作したり、衛
試験的に組み立てられた「はやぶさ2」。重さははやぶさより90キロ重い約600キロ。側面の太陽電池パネルは宇宙で展開する=26日、相模原市の宇宙航空研究開発機構 【田中誠士】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、世界で初めて小惑星から微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機となる、「はやぶさ2」の機体を公開した。はやぶさより少し大きな機体には、先代の60億キロに及ぶ宇宙の旅の教訓をもとに改良された様々な新技術が追加された。2014年にも打ち上げられる予定だ。 はやぶさ2の目的地は小惑星「1999JU3」。はやぶさが着陸した「イトカワ」と同じように岩石でできているが、水や有機物が存在する可能性が高いとされる。 ここに、火薬で加速した銅板を落として人工的にクレーターを作る。太陽光や太陽風にさらされず、保存状態のよい地下の砂を採取して地球に持ち帰る。水や有機物が見つかれば、生命の起源
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、第一期水循環変動観測衛星「しずく」が捉えた南極の海氷データの南極地域観測隊「しらせ」・「海鷹丸」への提供を開始した。 第54次南極地域観測隊では、「しらせ」による昭和基地への物資の輸送、海洋観測、また、東京海洋大学の練習船「海鷹丸」による海洋観測を実施する。 南極の海氷は、動かない厚い定着氷と、風や海流で移動する流氷があり、流氷域を効率的に航行するためには、変動する海氷の情報が重要。天候に左右されず海氷を観測することができる「しずく」の観測データを利用することで、航路の海氷状況の把握が可能となる。 現在「しらせ」は、流氷域を通過し定着氷に突入しており、昭和基地を目指している。流氷域の航行では、「しずく」から即時提供される海氷データも現場の航路計画に利用された。「しらせ」は、昭和基地への物資輸送後海洋観測を行う予定で、観測地点までの航行や観測地点の選定にも
準天頂衛星初号機「みちびき」は運用系並びに待機系の計2台のルビジウム原子時計を搭載する冗長構成をとっており、そのうち運用系のルビジウム原子時計を使用し測位信号を生成しております。 平成24年12月19日2時40分(日本時間)に、待機系であるルビジウム原子時計2に異常が再発し、現在までに正常に起動できない状態が続いております。 ルビジウム原子時計2は平成24年6月4日1時42分(日本時間)に異常が発生*1し、不具合の原因究明を実施してきましたが、その後の調査結果を踏まえて、平成24年8月22日10時(日本時間)に再起動運用を実施し、再起動により復帰する状態となっておりました*2。 現在、測位信号の生成にはルビジウム原子時計1を使用し、正常な測位信号の提供を継続しております。 ルビジウム原子時計2に関しては、今後も原因究明ならびに対策の検討を進めてまいります。
副衛星が撮影した宇宙帆船「イカロス」=2010年6月14日、宇宙航空研究開発機構提供 【田中誠士】太陽光を帆に受けて進む宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙帆船「イカロス」が、世界初の宇宙ヨットとしてギネス世界記録に認定された。イカロスを撮影するための小型カメラを備えた副衛星2機も「世界最小の副衛星」に認められた。認定は11月26日付。 イカロスは2010年5月、H2Aロケットで金星探査機「あかつき」と同時に打ち上げられた。髪の毛の太さの10分の1ほどの薄さの「ソーラーセイル」という帆(1辺14メートル)を広げ、太陽光の圧力を受けて進む。帆の一部には薄膜太陽電池があり、イオンエンジンを動かすハイブリッド推進も実現している。 副衛星は直径6センチ、高さ6.7センチほどの円筒形。イカロスから宇宙空間に放出され、撮影した画像や映像をイカロスに送信し、役割を終えた。イカロスのデモンストレー
宇宙航空研究開発機構(JAXA)において、職員の端末1台がコンピュータウイルスに感染し、以下の情報が外部に漏洩した可能性があることが11月28日に判明しました。 現在、JAXAでは漏洩した可能性のある情報内容の特定および原因究明に取り組んでおります。 漏洩した可能性のある情報について イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報 イプシロンロケット開発に関連するM-Vロケット、H-IIAロケットおよびH-IIBロケットの仕様や運用に関わる情報 現在判明している状況について 11月21日に当該端末でウイルスを検知し、直ちにネットワークから切り離し調査したところ、11月26日に当該端末がウイルスに感染していることが判明しました。当該端末を調査したところ、11月28日にウイルスによる情報収集がなされていた痕跡、および外部との通信が確認されました。現在、情報漏洩の有無、およびその影響について調査を行
宇宙航空研究開発機構は30日、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)のパソコン1台がウイルスに感染し、開発中の新型固体燃料ロケットなどの情報が外部に漏えいした可能性があると発表した。 宇宙機構によると、漏えいした可能性があるのは、新型イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報など。パソコンのウイルス検索ソフトで21日にウイルス感染が見つかり、その後ウイルスが情報を収集していた跡や、外部と通信していたことが確認された。情報が漏えいしたかどうか調べている。 ほかのパソコンでウイルス感染は確認されていないという。
ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は27日、世界最大の熱帯雨林がある同国アマゾン地方で今年7月までの1年間に消失した森林の面積が4年連続で過去最小となったと明らかにした。消失面積は推定約4656平方キロで、調査を始めた1988年以降、最小を更新した。 森林の消失は牧草地や農地の拡大を狙った違法伐採が主な原因。ブラジル政府は武装警官の動員や衛星による監視など、取り締まりを続けている。27日、記者会見したテイシェイラ環境相は「政府の対策が効果を上げている」と指摘。環境相によると、消失面積は昨年に比べ27%減少した。 ブラジル政府は2020年までに年間の消失面積を4千平方キロ以下に削減する目標を掲げており、環境相は「目標に近づいた」と強調した。(共同)
衛星から雲粒子の動き観測=世界最高のレーダー開発−15年打ち上げ・宇宙機構など 衛星から雲粒子の動き観測=世界最高のレーダー開発−15年打ち上げ・宇宙機構など 宇宙航空研究開発機構と情報通信研究機構が開発した雲の微粒子の分布や動きを観測するレーダー。2015年に欧州の衛星に搭載して打ち上げる=27日午後、茨城県つくば市の筑波宇宙センター 地球全体の雲粒子の分布や動きを詳細に捉え、温暖化予測や台風などの気象予報の精度向上を目指す世界最高性能の衛星搭載用レーダーを宇宙航空研究開発機構と情報通信研究機構が開発し、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で27日、報道陣に公開した。 この「雲プロファイリングレーダー」は、一部の電子機器がまだ試験用だが、今後宇宙用機器に交換して欧州宇宙機関の衛星「アースケア」に搭載する。2015年11月に南米のフランス領ギアナからソユーズロケットで打ち上げられ、データは
宇宙航空研究開発機構は29日、同機構の東京事務所で記者会見を開き、新たな小型固体燃料ロケット「イプシロン」を、来年8~9月に鹿児島県肝付町(きもつきちょう)から打ち上げる方針を明らかにした。 「イプシロン」は、開発費205億円をかけた、全長24メートル、重さ91トンの小型ロケット。廃止されたM5ロケットの技術を継承するものの、打ち上げ費用はM5ロケットの約半分の38億円に抑えることを目指している。 瞬時に電圧などを点検できる自動点検システムなどを搭載し、打ち上げ準備期間を世界最短の7日間に短縮。打ち上げ作業も、パソコンを使って数人で管制するなど、省力化を徹底する。 宇宙機構によると、来年5月末までに、管制設備や射場の整備を終え、最終試験に入る予定。初号機には、火星や金星などを観測する小型宇宙望遠鏡「スプリントA」を搭載する。
月探査衛星「かぐや」が取得した200億点以上のデータを全量解析 月への超巨大衝突を特徴づける鉱物の分布を発見 今回の解析手法の地球観測衛星データへの適用により、鉱物資源探査などへの応用に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)情報技術研究部門【研究部門長 伊藤 智】ジオインフォマティクス研究グループ 中村 良介 研究グループ長と石原 吉明 研究員は、月探査衛星「かぐや」が月表面を網羅する約7000万地点で取得した200億点以上の可視赤外線反射率スペクトルのデータをデータマイニング手法を用いて解析し、地球から見た月の表側と裏側の地形の違いの原因と考えられている月への超巨大衝突の痕跡を発見した。 月には光の反射率が低くクレーターの少ない「海」と呼ばれる領域と、光の反射率が高くクレーターの多い「高地」と呼ばれる領域がある。「海」は地球に面した表側に多く
暗く見える「海」の多い月の表(左)と、白く見える「高地」が多い裏。地球に向いた「表」にある点線で囲まれた大きな円の内側が、巨大衝突の痕跡とみられるプロセラルム盆地(中村研究グループ長提供) 産業技術総合研究所などの研究グループは、月で約40億年前に起きたとされる巨大衝突の痕跡を見つけたと発表した。 29日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に掲載される。 地球側に向いた月の表側には、暗く見える「海」と呼ばれる地形が多く、裏側は白く見える「高地」と呼ばれる地形が多い。 研究グループは、月探査衛星「かぐや」が2007年から09年に観測した約7000万地点のデータを解析、衝突時にできた物質に含まれる「低カルシウム輝石」と呼ばれる鉱物の分布を調べた。その結果、この物質は、月の海の大半を占める直径約3000キロ・メートルのプロセラルム盆地付近に多く分布していることがわかった。 研究グループは、
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