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2012年10月26日のブックマーク (3件)

  • 【真壁昭夫×浜矩子 特別対談】ユーロ後の世界経済を読み解く(上)「ECBの国債買い入れは敗北宣言に等しい。結局、ユーロ圏はこのまま空中分解する」

    出口の見えない欧州債務危機が世界経済に暗い影を落とすなか、ECB(欧州中央銀行)は、無制限の国債買い入れを行なう方針を発表した。金融市場はおおむねこの発表を好感し、危機は一時和らいだかに見えた。しかし、それはあくまで対処療法に過ぎない。経済力も財政状況も違う国々を1つの通貨と金融政策で結び付けて発足したユーロ圏は、すでに制度疲労を起こしている。このような状況では、いつ空中分解を起こし、世界経済に未曾有の打撃を与えるとも限らない。ユーロ圏が立ち直れる可能性はあるのか。もしそれが叶わなかった場合、世界経済にはどんな影響が及ぶのか。国際経済・金融に精通する真壁昭夫・信州大学教授と浜矩子・同志社大学大学院教授が、「ユーロ後の世界経済」について語り合う。(対談コーディネート・記事まとめ/ダイヤモンド・オンライン 編集長・原英次郎、小尾拓也 撮影/宇佐見利明) 真壁 欧州危機が世界経済に深刻な不安を与

    【真壁昭夫×浜矩子 特別対談】ユーロ後の世界経済を読み解く(上)「ECBの国債買い入れは敗北宣言に等しい。結局、ユーロ圏はこのまま空中分解する」
  • 九州北部の自動車産業集積3大エリア訪問記――日本製造業の空洞化を防ぐ「最後の砦」九州自動車産業の実情【後編】

    九州北部に位置する 3つの自動車産業集積エリア 福岡で九州自動車道に乗る前、縦118cm×横84cmの大きな地図を、ドバっと広げた。 「九州の自動車関連企業立地マップ」(九州自動車・二輪車産業振興会/平成24年2月作成)である。 それによると、九州全土で合計989社。その約半分は福岡県にあり443社。次いで、大分県153社、熊県118社、佐賀県92社、鹿児島県87社、宮崎県67社、そして長崎県が29社だ。 これら各社の分布は、福岡県内と大分県北部に多い。これは至極当然のことだ。その地域に、トヨタ自動車九州宮田工場、同苅田工場、同小倉工場、日産自動車九州、日産車体九州、そしてダイハツ九州大分(中津)工場、同久留米工場があるからだ。 そうした自動車メーカーの工場を軸に、この地図を改めて見た場合、北部九州の自動車産業集積地は、筆者の見立てでは大きく3つのエリアに分かれる。それは、①福岡県京都郡

    九州北部の自動車産業集積3大エリア訪問記――日本製造業の空洞化を防ぐ「最後の砦」九州自動車産業の実情【後編】
  • シャープを襲う「キャッシュフローの空洞化現象」単純な資本注入では再生計画は確実に頓挫する

    モラル・ハザード(倫理の欠如)という用語がある。『マンキュー経済学Ⅰミクロ編』653頁によれば、依頼人(プリンシパル)が代理人(エージェント)の行動を完全には監視できない場合、代理人による「不適切もしくは『道徳的でない(モラルのない)』行動がとられるリスク、すなわち危険(ハザード)」をいう、とされている。 最近、地方の金融機関の活動で、「それって、モラルハザードではないか」と懸念される噂をいくつか聞いた。金融機関が中小企業に対して「対前年比売上高を5%以上(または10%以上)減らした決算書を提出して欲しい」とセールスして回っているというのだ。 単純な例で説明するならば、前期(2011年7月~9月)までの売上高の合計額が1億円であった場合、翌2012年7月~9月までの売上高を9500万円以下(または9000万円以下)に抑えた決算書を「提出してくれ」というものである。 金融機関が、そうした奇妙

    シャープを襲う「キャッシュフローの空洞化現象」単純な資本注入では再生計画は確実に頓挫する