強風・暴風の表現・描写(引用集)

既存作品から抽出した用例をカテゴリ別に掲載しています。創作の「言い回し」「描写」の参考にどうぞ。

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強風・暴風の表現・描写
吹きつけて来る風に面と向かうと、鋭い刃物を当てられたように痛い
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon関連カテ強風・暴風
足もとがよろけるよど風が強い
関連カテ強風・暴風
とてつもなく大きな黒い旗が何本も頭の上ではためいているように、真っ黒な空を猛烈に風が吹き鳴らしている
阿部 昭 / 千年 amazon関連カテ強風・暴風
顔を向けられないほどの風が激しく吹き荒ぶ
関連カテ強風・暴風
風が今にも梢から月を落としそう
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon関連カテ強風・暴風
風がガラス戸をガタンガタンと叩く
関連カテ強風・暴風
西風が朝から一日青い常緑樹の葉を泥の中へちぎって撒布(まきちら)すほど拭き募る
長塚 節 / 土 amazon関連カテ強風・暴風
闇を引き裂くような強風
関連カテ強風・暴風
歳末大売出しの広告が吹きちぎれるほど風が強く吹く
高樹 のぶ子 / その細き道 amazon関連カテ強風・暴風
まっすぐに立って歩くのがしんどいほどの強風
関連カテ強風・暴風
粉雪を吹きつける風が、膚を截(き)るよう
山本 周五郎 / 髪かざり amazon関連カテ強風・暴風
砂が痛いほど吹きつける
関連カテ強風・暴風
外ではほんとうにひどく風が吹いて、林はまるでほえるよう
宮沢賢治 / 風の又三郎 青空文庫関連カテ強風・暴風
強風で帽子が飛ばされそうになる
関連カテ強風・暴風
風がもうまるできちがひのやうに吹いて来ました。
宮沢賢治 / ひかりの素足 青空文庫関連カテ強風・暴風吹雪・暴風雪
切り裂くような風
関連カテ強風・暴風
二本のマストは釣竿つりざおのようにたわんで、ビュウビュウ泣き出した。
小林多喜二 / 蟹工船 青空文庫関連カテ船・ボート強風・暴風曲がる・しなる・湾曲する
トタン屋根が飛んできそうな風の強い日
関連カテ強風・暴風
底力のこもった鈍い空気が、音もなく重苦しく家の外壁に肩をあてがってうんともたれかかるのが、畳の上にすわっていてもなんとなく感じられた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ強風・暴風
吹き始めた暴風は一秒ごとに募るばかり
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ強風・暴風
どう吹こうとためらっていたような疾風がやがてしっかり方向を定める
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ強風・暴風
外は春の嵐のような、あたたかい風がごうごう吹いていた。夜景も揺れるようだ。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風
灌木かんぼくの類は枝先を地につけんばかりに吹きなびいて、枯れ葉がうずのようにばらばらと飛び回っていた。
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫関連カテ枯れ葉・葉が散る強風・暴風
八方を吹き廻す風の荒々しい、唸り
宮本百合子 / 伸子 青空文庫関連カテ風の音強風・暴風
思わず外套の襟を立てて肩をすくめるような気難かしい風が荒々しく市街を吹きまくった。
宮本百合子 / 伸子 青空文庫関連カテ強風・暴風
やや風が吹き出して、河の天地はさらし木綿の滝津瀬のように、白瀾濁化はくらんだっかし、
岡本かの子 / 河明り 青空文庫関連カテ強風・暴風吹雪・暴風雪
激しい風は、もうぴったり納まって、ところどころくずや葉を吹きめた箇所だけに、狼藉ろうぜきあとを残している。
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫関連カテ無風・風がない強風・暴風
風が、山をうごかしてきた。喬木の魔形まぎょうが雲のはやい空に揺れて、唸っている。
吉川英治 / 無宿人国記 青空文庫関連カテ草木のざわめき強風・暴風
オオ! と叫んでも 風が吹き消して行く
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ強風・暴風
ゆすぶられるような激しい風が吹く。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ強風・暴風
砂まじりの強い風が吹いた。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテほこり・風塵・土けむり強風・暴風
(樹木が)まるで痒みに耐えかねる犬のようにその身をくねらせ
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風風を受ける
アパートのベランダでは何枚かのシャツが置き去りにされた孤児のようにビニールのロープにぐるぐると巻きついてしがみついていた。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ洗濯物強風・暴風風を受けてなびく
じっと耳を澄ましているとほんのわずかの風の切れめから女の声らしきものがちらりと聞こえたような気がしたが、それもあるいは僕の錯覚かもしれなかった。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ風の音強風・暴風よく聞こえない・不明瞭な音
ぺらぺらとした細長いブリキの看板は肛門性愛の愛好者のようにそのひ弱な 脊椎 をのけぞらせていた。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風のけぞる・反り返る風を受ける
(強い風が)日々の爆発の黒煙を、清掃員のような馴れた面持ちで片づけてしまう。が、規模が大きかったのか、今上がっている煙は、容易には絶えない。誰かが死の黒いインクを、地の底からこの世界に逆さまに垂らし続けているかのようだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon関連カテけむり強風・暴風
看板はがたがた音を立てて揺れ、若葉に 彩られた枝も音を立ててずらりとなびいていた。歩道をゆく人々はみな、ごうごう吹き荒れる風に顔をしかめたり、髪を押さえたりしていて、やたら落ち着かなかった。青い空だけがじっと動かずにそういう世間を見ていた。体重が軽い私も、風に押されて飛んでゆきそうなので、必死だった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon関連カテ強風・暴風
(強風吹かれながらの電話)大きな声で聞き返す。ビルの外側にある非常階段の踊り場は、とても風が強い。きちんとつかまえていないと、自分の声も碧の声も全部ばらばらに砕けてしまう気がした。《…略…》声が、電話口に届く前に、風にさらわれていく。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風電話で話す
(ビルの屋上で)無情にも風が強くなる。ビルがぐらりと傾斜した。気のせいだ。ビルは傾かない。身体が風に煽られただけだ。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風風を受ける
肌寒い北風がヒースの薄桃色の花を天に吹きあげる
阿刀田 高 / ゴルフ事始め「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ冷たい風・冬の季節風強風・暴風
地表からすべての物体をなぎはらおうとするかのように、激しい風が吹く。
村上春樹「遠い太鼓 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風
(強い風で)緩んだドアノブがかたかたかたかたと音を立てつづけている。ひどく疲弊したドアノブだ。まるで落ちぶれはてたリア王のようだ。
村上春樹「遠い太鼓 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ強風・暴風ぼろい・使い古された
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