懐かしい・懐かしく思うの表現・描写(引用集)

既存作品から抽出した用例をカテゴリ別に掲載しています。創作の「言い回し」「描写」の参考にどうぞ。

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懐かしい・懐かしく思うの表現・描写
着なれた着物に手を通したような懐しさ
倉橋 由美子 / 長い夢路「倉橋由美子全作品〈6〉 ヴァージニア・長い夢路 (1976年)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
慕わしく感じる
関連カテ優しい愛情を感じる(包まれる)恋愛感情の好き懐かしい・懐かしく思う
実家までのバスに乗ったときに、のんきな揺れ方が身体の記憶を呼びさまし、ああそうだな、ここに住んでいたときはしょっちゅうバスに乗っていたなと思い出して、なつかしい、となります。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思うバス
懐かしさがわく
関連カテ懐かしい・懐かしく思う
町々の美しいあかりを見ると私はたまらなくなつかしくなった。何だか赤ん坊になって生れ故郷へ帰ったような気持ちになって
夢野久作 / あやかしの鼓 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う生まれ育った土地
たまらなく懐かしい
関連カテ懐かしい・懐かしく思う
長く留守にしていた故郷にようやく戻ってきたような奇妙な懐かしさ
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
以前からお慕い申しておりました
関連カテ好き懐かしい・懐かしく思う
遠い昔のような、心もちがする。
芥川龍之介 / 偸盗 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う
思い出を牛のように反芻する
関連カテ好き懐かしい・懐かしく思う
気が変になるほどなつかしい。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
(声が懐かしい)耳の奥にはっきりと覚えている声
関連カテ懐かしい・懐かしく思う耳に残る・音声を覚えている
なつかしさが胸にこみ上げ、その姿形のすべてが心の中にある思い出の像と焦点を合わせる。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
ふるい記憶がこうのようにしみこんだそれらの物
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う
私はまだ、あのころを懐かしむことができない。風人や椿のように、あのころとは違う世界に進んでいないからだ。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
十万石の城下町でもあった桑名の情趣が、ここへ泊ると肌にせまってくるようなおもいがする
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う旅館・ホテル変わらない風景
遠く行き去った愛惜物が突然また再現したような喜悦に似た感情
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う
逆もどりしたいなつかしい気持ち
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う
ふっとなつかしく頭に浮んで来る。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ懐かしい・懐かしく思う閃く・気づく・ふと思う
突然ものすごい懐かしさと親しみを感じた。戦友に会ったとき、こういう気持ちになるのかな、とさえ思った。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う再会・再び出会う
(家族の死)同じ家に長いこといなければ、たとえ血がつながっていても、なつかしい風景の一つとして遠ざかってゆく
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ喪失感(大切なものを失う)懐かしい・懐かしく思う家族
深夜の熱いコーヒーは、何か 懐かしい気がする。何でだろう? 子供のころを思い出す。子供のときは飲まなかったはずなのに、初雪の朝や台風の夜のように、訪れる度に恋しい。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う懐かしい味・変わらない味
「なつかしい」という言葉には、それ自体に目を細めてしまうようなまぶしい響きがある。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
(久しぶりに会う友人)栄子を見たとき、会っていなかった時間をずっしり感じた。  彼女がものすごくハデになっていたのだ。  それはもう、私の記憶の百倍から二百倍くらいハデで、はじめ私は彼女を店がひけたホステスだとばかり思って
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う再会・再び出会う変わり果てる・面影がない派手な人
(故人の手紙を久しぶりに読み返して)文字、物言い、何もかもが 懐かしさのうねりとなって部屋に満ちる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
(公衆電話)久しぶりに手に持った黄緑色の受話器は、懐かしい重さだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う公衆電話ボックス
昔通っていた学校まで足を延ばしてみたり、湖畔や旧市街を散歩したりしていると、自分の中にまだ残っていた十代の頃の感情が蘇って来るようだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う生まれ育った土地
あまりに変わっていなくて、ここで過ごした時間をたちまち思い出し、「懐かしい」という言葉が自然に私の口をついて出た。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
なにもかもがいつも通りで、めまいがした。時間が止まっているようだ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
劇場は驚くほど変わっていなかった。満員御礼の立て札、高い天井に響くロビーのざわめき、降り注ぐ柔らかな光、赤い地のキャストボード、薄紫色の絨毯、優美な階段、ステンドグラス、両膝をつき、胸の刻印を見せて叫び声を上げるジャン・バルジャンの写真……。何もかもが遠い記憶と重なり合った。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う変わらない風景
ノスタルジックな興奮が体の底から込み上げて来る。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
懐かしい声であった。 耳朶 を柔らかくくすぐる声。
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも (河出文庫)」に収録 amazon関連カテ懐かしい・懐かしく思う
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類似・関連の強い・参考になる表現
故郷が恋しい既視感・デジャブ

懐かしむの小分類

懐かしむにともなう身体反応・態度・行動(参考リスト)

※以下はリンクなしの参考リストです

表情・目

  • 目を細めて遠くを見る
  • 口元がやわらかくほころぶ
  • 視線が宙をさまよう
  • 目がうるむ
  • 頬にゆるい笑みが戻る
  • まぶたがとろんと下がる

声・発話

  • 「あの頃は…」と語り出す
  • 声色がやわらぐ
  • 笑い混じりに昔話をする
  • 言葉を選びながらゆっくり話す
  • 独り言のように名前をつぶやく
  • ため息まじりに思い出をなぞる

姿勢・所作

  • 歩みを止めて振り返る
  • 窓辺でしばらく立ち尽くす
  • 胸に手を当てる
  • アルバムをやさしく撫でる
  • ポケットから古い品を取り出す
  • 空を見上げる

感覚トリガー(匂い・音・触感)

  • ふっと香りで記憶が蘇る
  • 懐かしい曲のイントロで心がざわつく
  • 紙の手触りに胸がきゅっとなる
  • 季節の風に当時を思い出す
  • 遠くの鐘や校内放送のような音に反応する
  • 日差しの色で昔の景色が浮かぶ

行動・場所

  • 思い出の道を歩き直す
  • 昔通った店に寄る
  • 通学路を地図でたどる
  • 当時の習慣を真似してみる
  • 古い街並みをゆっくり散策する
  • 帰省の計画を立てる

デジタル行動

  • クラウドの古いアルバムを開く
  • 過去のSNS投稿をスクロールする
  • 昔の連絡先を探す
  • ストリートビューで当時の場所を見る
  • 懐かしソングのプレイリストを作る
  • 写真を誰かに送って共有する

記憶・認知

  • 忘れていた細部が鮮やかに立ち上がる
  • 時間が巻き戻る感覚になる
  • 現在と過去を行き来して考える
  • 名前や台詞を正確に思い出す
  • 甘く切ない気持ちが混じる
  • 当時の匂いや温度まで再生される

体感・涙

  • 胸の奥が温かくなる
  • 鼻の奥がつんとする
  • 胸がきゅっと締めつけられる
  • 目頭が熱くなる
  • 肩の力が抜ける
  • 呼吸がゆっくり深くなる

味・食の手がかり

  • 昔の味を再現してみる
  • 懐かしいお菓子を探す
  • 給食メニューを話題にする
  • 喫茶店の定番を注文する
  • 家の味を思い出して作る
  • 香りだけで満たされる

対人・共有

  • 家族や友人に電話する
  • 同窓とメッセージを交わす
  • 写真を見ながら語り合う
  • 方言が自然に出る
  • 思い出の人物の近況を尋ねる
  • 昔話で場があたたまる

保管・儀式

  • 箱を開けて古い手紙を読む
  • 日付を書き添えて保存する
  • 記念品を磨く・整える
  • フィルムを光にかざす
  • ノートの余白に当時のことを記す
  • 香りのする封筒をそっと開ける

余韻・時間感覚

  • 作業の手がしばらく止まる
  • ぼんやり余韻に浸る
  • 寝る前に思い返して微笑む
  • 夢に見ることがある
  • しばらく現実に戻りにくい
  • 温かい疲れが残る