EC一元管理ASP「CROSS MALL」やBtoB専用ECパッケージ「アラジンEC」などを展開するアイルは、役員・執行役員を除く全社員約1000人に、一律5万円の特別手当を「お年玉」として支給した。冬の賞与とは別枠で支給し、物価高が続くなかでの生活支援と1年間の労いの意味を込めている。
役員が年頭所感と合わせて「お年玉」支給への思いを伝え、社員にサプライズでメッセージカード入りのポチ袋を手渡す「お年玉お渡し式」を1月7日に実施。アナログならではの、人の温度を感じられる機会になったという。
特別手当は、社員が希望を持って新年の飛躍につなげられるよう、昨年1年間の労いの思いを込めて決定したという。対象は取締役・執行役員を除く全社員(休職者、契約社員、パート、アルバイトを含む)の約1000人。「お年玉」としての支給は、世界的なインフレを踏まえて実施した2022年に続き今回で2度目。
ポチ袋には、飛躍を意味する干支の「午」と、平穏な暮らしが長く続くことを願う青海波(せいがいは)をデザイン。役員から全社員に向けた直筆メッセージカードを同封した。なお、ポチ袋に現金は封入せず、特別手当自体は銀行振込で支給している。
社員からは、次のような声があがった。
- 「大人になってからは渡す側になることが多く、『お年玉』という響きと、実際にポチ袋を手渡してくれる心遣いが嬉しかった」(新卒入社1年目)
- 「家族に話すと『良い会社だね』と喜んでくれた。会社からの労いを家庭に共有でき、また1年頑張ろうという気持ちになった」(キャリア入社2年目・30代)
- 「物価高を懸念して冬の賞与は貯蓄に回す予定だったが、『お年玉』は家族との特別な時間に使いたい」(入社21年目・40代)
- 「育児休暇中の社員にも支給してもらえてありがたい。年々福利厚生が充実し、働きやすさを感じている」(育児休暇中・30代)
アイルは2026年に創業35周年を迎える。2025年には社員数1000人を超え、離職率も過去10年で最も少なくなった。また、2本社・1支社・開発ラボの計4拠点体制へと拡大。リーマンショック以降も業績を大きく落とすことなく、事業成長を続けてきた。
近年の物価高を背景に、アイルは業績の伸長に応じて、給与や福利厚生の見直しを進めている。2025年には、
- 34歳までの社員を対象とした本人給の増額
- 首都圏在住者の地域手当増額
- 住宅手当の一律支給および世帯主への増額
- 団体長期障害所得補償保険(GLTD制度)の導入
- 社員向け「株式付与ESOP信託(インセンティブプラン)」の導入
といった施策を実施。社内のエンゲージメントスコアの向上につながっているという。