子どもが凍死、テントの上にビル倒壊 援助届かないガザの過酷な冬
冬の寒さで子どもが凍死、倒壊した建物の下敷きになる人々も ガザ
(CNN) パレスチナ自治区ガザで何十万人もの住民が、テントと防水シートだけで過酷な寒さや暴風から身を守る生活を強いられている。寒さで命を落とす子どもや、テントの上に崩れ落ちた建物の下敷きになる住民は後を絶たない。
国連によると、イスラエルは今も援助物資の搬入制限を続けており、そのために弱者が犠牲になっている。
モハメド・バシューニちゃんは、1歳の誕生日に凍死した。保健当局によると、低体温症で命を落とした子どもはこれで今週に入って4人になった。父親によれば、テントが浸水して、モハメドちゃんの体を温めるためにできることが何もなかった。
「激しい嵐で眠れなかった。1時間ほどウトウトして、目が覚めたらこの子が死んでいた」と父親は言う。
周辺の損壊した建物からテントの上に、壁や天井が崩れ落ちることもある。パレスチナ保健省によると、この2日間でビルの倒壊によって少なくとも4人が死亡し、冬の天候による死者は20人を超えた。
母親と娘ががれきの下敷きになって死亡した現場では、ヤヒヤ・ハムーダさんが6時間かけて、おばといとこをがれきの下から助けようとしていた。
ほかにもまだがれきの下敷きになっている人がいるといい、「子どもたちがみんな下敷きになっている。どうやって助ければいいのか分からない」とハムーダさんは涙を流す。「見て、ここに血が」
市民防衛隊も全力を尽くしているが、燃料や装備の不足で救助が間に合わないことも多い。
親類を亡くした男性は、「いきなり高さ8メートルの壁が親類の上に崩れ落ちてきた」と語った。「援助が来る、テントが来ると聞かされているのに、何も来ない」



