イスラエル、UNRWAの施設を重機で解体 東エルサレム
(CNN) イスラエルは20日、国連機関によるパレスチナ難民支援活動を禁止する法律が成立したことを受け、東エルサレムにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設の解体を開始した。
CNNが入手した映像には、警察や土地を管理する当局の職員がブルドーザーなどを運び込み、施設の解体を始める様子が映っている。当局は法執行機関が「施設の完全な占有を確保し、撤去作業を開始した」と声明で述べた。
UNRWAは解体について「国連と国連の敷地に対する前例なき攻撃」だと批判した。「国連の特権と免除を含む、国際法に対するイスラエルによる新たなレベルの公然かつ意図的な挑戦」だとも指摘した。
イスラエルが1949年に加盟した「国連の特権及び免除に関する条約」は、国連の施設や設備は「不可侵」であり、「捜索、徴発、没収、収用、その他の形式の干渉を免除される」と明記している。
イスラエルは67年の戦争でヨルダン領だった東エルサレムを占領し、80年に併合した。国際法及び国際社会の大半は東エルサレムを占領地と見なし、パレスチナ人は樹立を目指す新国家の首都は東エルサレムとすることを求めている。イスラエルはエルサレム全体を自国の「永遠の首都」と位置付けている。

イスラエルのブルドーザーが東エルサレムにあるUNRWAの施設を解体する様子=2026年1月20日/Mahmoud Illean/AP
イスラエル外務省は声明で「エルサレムの施設はイスラエルの所有物だ」と表明。UNRWAは既に当該施設での活動を停止しており、国連は現地に職員を配置していないとも指摘した。
同省はまた、「UNRWAはずいぶん前に人道支援機関でなくなり、テロの温床だ」と主張した。




