中学受験のシーズンのまっただ中に、インフルエンザが再び拡大し、保護者の間には不安が広がっている。東京都はさらなる流行拡大の可能性があるとして、感染予防策を徹底するよう呼びかけている。
「乾いた冷たい空気…ウイルス生き残りやすい」
「イット!」が取材した東京・北区の「いとう王子神谷内科外科クリニック」にも連日、多くの人が受診に訪れている。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
ノドの様子をみますね。インフルBですね。
(別の患者に)おなかの様子を診ます。生ものたべたりとかしてないですよね。…インフルエンザB型の陽性です。
実は今、インフルエンザ増えていて…。

東京都によると、1月19日から25日に定点医療機関から報告があったインフルエンザの平均患者数は13.83人。
一度警報が解除されたあと、同じシーズン内に再び注意報基準の10人を超えるのは17年ぶりという異例の事態だ。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
爆発的に増えてるんですよね。症状の特徴は長引くせき、激しいせき。これひとつ僕は感じています。乾いた冷たい空気の中は、ウイルスが長く生き残りやすい。我々も冷たい空気の中で免疫力を弱めている。
集団感染に注意
伊藤院長によると、インフルエンザB型の場合、子供の感染が目立つ傾向にあることから、特に学校での集団感染に注意が必要だという。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
どんな症状が出てきました?
患者(13):
せきが出る。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
学校はどうですか?
母親:
学級閉鎖になった。今回初めてです。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
学級閉鎖になって帰ってきたら熱があって…。
患者の母親:
修学旅行が16日からあるんですけど。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
16日、間に合うでしょう。間に合わせましょう。多分なんとかなると思うので。

全国の学級閉鎖の数は、1月第4週の時点で2215校にまで増加している。
私立中学受験が本格化…対策は?
そうした中、1日から東京、神奈川など首都圏で本格化しているのが、私立中学受験だ。
保護者はどのように対応しているのか。

受験を控える子供がいるという患者に話を聞くと、「(Q.熱が下がっても病院に来たのは受験の子供がいるから?)ありますね。うつさないのが一番なので。接触をしないとか、そういう考えをしないといけない」と話した。
また、街では「家族全員で予防接種して、私と夫は常に家の中でもマスクをしています。(再流行は)困ります…。ならないでほしいと思います」などの話が聞かれた。
東京都はさらなる流行拡大の可能性があるとして、こまめな手洗いや消毒などの感染予防策を徹底するよう呼びかけている。
(「イット!」2月2日放送より)
