【発言全文】「死ぬ気でやったら、本当に死ぬ手前だった」 れいわ新選組代表・山本太郎氏が議員辞職 YouTubeで語ったこと

2026年1月21日 16時16分
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れいわ新選組代表である山本太郎・参院議員(51)が21日、健康上の理由で議員辞職すると表明した。れいわ新選組の公式YouTubeチャンネルで公開した動画「山本太郎に関する重要なお知らせ」での発言全文は以下の通り。

◆命を守るための「活動休止」

私、山本太郎は本日参議院議員を辞職します。衆議院選挙のためではありません。健康上の問題です。センシティブな情報なので、言える範囲で説明をします。

街頭演説する、政治団体「れいわ新選組」の山本太郎代表=2019年7月20日、東京都多摩市で(岩本旭人撮影)

端的に言うと、多発性骨髄腫。血液のガン、その一歩手前にいます。ここから先に進行しない、させないということを最大のテーマに、今生きなければ、命を失いかねない。なので、議員を辞職して自分の命を守る行動に入ります。
いつ最前線に帰ってこれるかはわかりません。これから無期限の活動休止、活休に入ります。
これまで山本太郎を国会に押し上げてくださった有権者、支援や応援をくださった皆さま、これまで支え続けてくださったボランティア、関係者の皆さん、このようなことで任期満了できないことを心よりおわび申し上げます。

あのお、秋にね、人間ドック受けたんですよ。で、3つの項目で再検査が必要だという結果が出たんです。そのうちの2項目は再検査で問題なかったんです。で3つ目、その再検査で血液が引っかかっちゃったんですよ。
で、そこからさらに詳しく調べるために、骨髄液も採ったんですね。その結果、多発性骨髄腫の一つ手前にいる状態だと判明しました。
ま、一般的には多発性骨髄腫っていうのは高齢者になられる方が多いと。だから山本の年齢51歳っていうのは、この病気になるのは早いっていう感覚だってことを担当の医師からも言われました。
あの、まだ細胞分裂が活発な年齢ではあるわけですよね。それが血液のガンになったら広がるのもいっきだ、そういうことだと思うんです。
だからこそその手前で、全力で食い止める必要があると考えました。あの、私の体のこと、プライバシーに大きく関わることなので、病気についての説明はここまでとしたいと思いますが。

◆「10円ハゲ」は体からの警告だった

どうしてこうなったんだろうな、っていうことを自分なりに考えた時に過度なストレスが最も大きな原因なんだろうなっていう風には感じてます。
これ例えばですよ、例えばなんですけれども、政治に関わったこの14年間を思い返してみたら、この頭にできる神経ハゲあるじゃないですか。10円ハゲだったり500円ハゲっていうのが、これ毎年できてたんですよね。

1月21日にYouTubeで公開された動画から

これ多い時で年間5、6カ所、で少ない時でも年間2、3カ所っていうのは必ずできるんですよね。毎年それだけコンスタントにできること自体が普通に考えれば異常だったんですよね。
で、自分では10円ハゲですむんだったら、身体的な影響としてはマシじゃないか、ラッキーだよって考えてたんすけれど。体は確実に悲鳴を上げ続けていたんだなって、今なら思えます。

◆国会での「完全燃焼」を目指した14年間

2011年の東電原発事故をきっかけに政治活動を始めて、2013年、無所属で国会に送っていただきました。本当に右も左もわからないっていうところから議員としてのキャリアを積ませていただいたわけですよ。
支持者、支援者、国会職員の皆さん、そしてよその党、他党の先生方にも育てていただきました。特にです、特に自分の中でこだわりを持って譲れなかったものは国会の質疑だったんですよ。
これ準備の段階から連日午前さま、これ当たり前だったんですね。誰に言われるわけでもなく、強制されるわけでもなく、自分の意思でとことんまで。完全燃焼を目指す14年間でした。
誰に何を言われようとダメなものはダメだってことで。最後の最後は安保法、TPP、共謀罪、移民推進法とかですね。こういったものに対しては直接行動。あの、牛歩ってやつも1人でもやってきたんですよね。

れいわ新選組の代表に再選され記者会見する山本太郎代表=2025年12月8日、国会で(由木直子撮影)

国会での活動っていうのは身体的、精神的にかなりのプレッシャーがかかる作業の連続でした。私にとっては今、自分の出せる力を200%出し切るってことをテーマにしてた毎日だったんですよね。充実はものすごくしてましたけどね。
2019年には、山本太郎ひとりで「れいわ新選組」を旗揚げしました。それに呼応して全国の皆さんが力を貸してくださった。結果14人の国会議員と全国に60人を超える地方議員がうみ出されました。
旗揚げからこれまでですけれども、国会の外と中をつなぐ活動としてとにかく全国を回るんだってことをやってきたんですよ。
例えばですけど、消費税廃止デモ。これもう政党がデモを主催するなんてありえない話なんですけど。消費税廃止デモっていうのは全国で122回。おしゃべり会は全国で437回ですね。街宣は607回。
とにかく1人でも多くの人々に伝えなきゃっていう思いで全国を走り回ってきた。そんな日々でした。

◆「死ぬ気でやってみ?死なねえから」

あの、皆さんこんな言葉知ってますかね?「死ぬ気でやってみ?死なねえから」って。
ご存知です?私もね、いい言葉だなと思ってたんですよ。これ言われるまでもなく私はこれまで勝手にですよ。あの、死ぬ気でやってきたんですよ。
毎日今日が人生最後の日だ。そう思いながら自分を追い詰めて力を振り絞ってきたんですね。
でも、死ぬ気でやり続けたら、本気で本当に死んじゃう手前まで来ちゃったっていう、これ本当にね、笑いごとじゃないんですよ。
あの、何が言いたいかってことなんですけど、死ぬ気でやってみ?死なねえから。これにはですね、個人差がありますから、皆さんご注意くださいね。もう本当にあの、程度の問題だと思います。

れいわ新選組の代表選に立候補し、記者会見する現職の山本太郎氏(右)ら候補者。左は司会の高井幹事長=2025年12月1日、国会内で(由木直子撮影)

ま、とにかく無理が利く方なんで、エンジンが焼き切れる寸前までフル回転させるっていう、そんな14年間でしたね。
だからこそ、こう言うことになってしまったんだろうと。休息をとったつもりでいても、体や心は休まってなかったんだなっていう風に思います。
この病気、というかこの状態であるってことを医師から言われて自分が知った時に、この目の前が真っ暗になる、ガーンみたいなやつですね。そうはならなかったんですよ。
最初はこれ面倒くさいな、厄介なことになったなっていう風に思ってたんですけれども、どうしていくべきだろうかっていうことを考える中で、心の整理がつきました。
だって今の状態で知れたこと、そこから行動できるって、これラッキーじゃないかっていう風に思ったんですよ。だってこのままフル回転続けたら、おそらく2、3年で命は燃え尽きることになるかもしれませんよね。
そうした場合に世の中を変える前に自分自身が天に召されてしまいますから、早期発見という状態で、まだ完全に進行していない今だったら、その前に踏みとどまって、健康な状態を取り戻して、何だったら今よりも力をつけて世の中を変えていく、そんな1人になることだって出来るかもしれませんよね。

◆たとえ死んだとしても、世の中は変えられる

これ万が一の話もしときましょうか。あり得ないと思うんですけれど、あの、万が一ですけれども、私が死んでしまったとしても心配いりません。
日本を食い物にする悪い人たちいっぱいいるじゃないですか。ごめんなさいね、そんなこと言っちゃって。そういう人たちの枕元に毎晩立って、一緒に三途の川渡ろうじゃないかってことを強引にお誘いしようと思ってるんですよ。
だから死んだとしても、あの世とこの世でみんなで力を合わせて、悪い政治倒しに行ってやろうって思ってるんです。
そう考えると、どう考えてもワクワクするなっていう話なんです。何が言いたいか?とにかくみんなで勝ちに行くぞってことです。
あの、ちなみに、今後についてなんですけれども、私がれいわ新選組の代表であるということは変わりません。直接的な代表業務は、共同代表の大石あきこさん、そしてくしぶち万里さんが担ってくれます。
え、山本太郎代表は3期目に入ったんですけれども、人事については、共同代表、幹事長は続投ということになります。
ま、これまで3年間に及んでこの共同代表制、それ取り組みっていうものをずっとやってきたんですけれども、ま、例えば決裁事項とか、私自身が抱える業務量っていうのはもう既に半分以下になってたんですよね。
今の党の理念を変えずにまっすぐ突き進んでいくためには共同代表のお二人の存在、絶対的に必要です。
私はポイントポイントで必要な意思決定を行うとか、業務量をさらに大幅に減らした対応で関わって参ります。

◆しばしの「推し変」も歓迎。太郎のジェネリックみつけて

でもなあ、れいわはなあ、山本太郎以外目立った人いないじゃない?って言われ続けてるわけなんですけれども、とんでもない。とんでもないってことです。
それぞれの分野でエキスパート揃いの議員たち、そして水面下でさまざまに尽力くださる優秀なスタッフ大勢いるんですよ。永田町唯一国会の茶番に与しない、空気を読まないプロ集団です。
旗揚げから6年間、地道に積み重ねてきた仲間たちがさらに活躍する期間になっていくって確信してます。頼もしく思ってます。だって私がこうして休もうって思えたのも、こういった皆さんの存在あってこそですよ。
支持者、支援者の皆さん、山本太郎は一旦最前線から撤退しますけれども、私が再び国会に戻れるまで、れいわ新選組を育て、支え、もっともっと大きくしてください。
えー太郎推しだったのにって方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。そういう方はですね、しばしの間「推し変」したりとかですね。太郎のジェネリック、れいわの中で見つけていただきたいと思います。
非常に魅力的な議員大勢いますので、ぜひ、そういうことで、世の中を変えていくっていうことに燃えていただければという風に思います。
ここから先も腐った世の中一緒に立て直していきましょうね。今後ともよろしくお願いします。

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