作品を制作するたびに赤字に それにしても近藤被告はなぜ、それほどまでに手元資金の確保にこだわるのか。そこには「発注元から支払われる制作費があまりに安い」という、アニメ業界の構造問題があるようだ。 「アニメ業界ではヒットする作品は10本に1本と言われ、今はそれより少なくなっているかもしれません。ヒットしないとグッズも売れないし、カフェにも客が来てくれないから、必死になって作ると赤字になってしまう。アニメ制作に求められるクオリティはどんどん高くなっていて、私もスタッフもそれに応えようと懸命に取り組んでいますが、クライアントから提示される制作費が安価なため、毎回、作品を作ると必ず赤字になる。弊社はたまたまヒット作が出たからいいけど、そうでないと倒産します。何で毎回、赤字の作品を引き受けて仕事しているんだろうと思いながら、ずっとやってきました。苦しかったです」(同) この近藤被告の発言を裏打ちする

