晩冬・春先の表現・描写(引用集)

既存作品から抽出した用例をカテゴリ別に掲載しています。創作の「言い回し」「描写」の参考にどうぞ。

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晩冬・春先の表現・描写
一面を覆っていた雪が溶けて、沢の水が音を立てて流れ始める春の日
永井路子 / 朱なる十字架 amazon関連カテ晩冬・春先
早春を告げるような大雪
関連カテ晩冬・春先
海水の色が、暗い鋼の色から少しずつ淡い緑のまざった青へ変化して、ざわざわと鍋の中で沸騰するアクみたいに見えてくると、もう春だった
阿部昭 / 千年 amazon関連カテ晩冬・春先
春とはいえ夕暮れになると、まだ未練がましい冬の気配が、粘り強く残っている
関連カテ晩冬・春先
雪解けの清冽な水が土壌を洗う春
奥泉 光 / 石の来歴 amazon関連カテ晩冬・春先
日が落ちて、春先らしい小寒さが忍び寄る
関連カテ晩冬・春先
しのびやかに軽くくすぐるように、一日ずつ近づいてくる春
森田 たま / もめん随筆 amazon関連カテ晩冬・春先
春の初めの夜、闇の色合いや風の感触がやわらかい
関連カテ晩冬・春先
春がもう豹のような忍び足で訪れていはしたものの
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon関連カテ晩冬・春先
春ではあるが桜の蕾はまだ固く、暁の風は真冬の冷たさを持っている
関連カテ晩冬・春先
冬も過ぎて、梅が咲き椿つばきが咲くようになった。太陽の生み出す慈愛の光を、地面は胸を張り広げて吸い込んでいる。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ日差し・太陽光晩冬・春先
春先に土を破ってでる若芽
関連カテ晩冬・春先
この季節になると長く地の上を領していた冬が老いる。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ晩冬・春先
よく晴れたいい天気だった。寒さも身を潜め、土からはぽかぽかとした暖かい空気が湧き上がっているようだ。
関連カテ晩冬・春先
なんという美妙な美しい色だ。冬はあすこまで遠のいて行ったのだ。そう思うと、不幸を突き抜けて幸福に出あった人のみが感ずる、あの過去に対する寛大な思い出が、ゆるやかに浜に立つ人の胸に流れこむ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ晩冬・春先
朝晩のみ方はたいして冬と変わりはない。ぬれた金物がべたべたとのりのように指先に粘りつく事は珍しくない。けれども日が高くなると、さすがにどこか寒さにひびがいる。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ晩冬・春先
そこを立ち去る事はできないほど、自然は絶えず美しくよみがえって行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫関連カテ晩冬・春先絶景・美しい風景
春が間近で、高い山脈は寒い色をしていたが、近くの低地の林に薄い緑が乗った。風はまだ冷たかった。
松本 清張 / 青のある断層「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先
街路樹の梢は、いつかしなやかなたわみを持ち始めた。
宮本百合子 / 伸子 青空文庫関連カテ晩冬・春先
春先は、一年を通じて散歩にもっとも適したシーズンである。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先ふらふらした歩き方
三月は春ながらまだ底冷えが残っている。
岡本かの子 / 河明り 青空文庫関連カテ晩冬・春先
チチ、チチ、と沢千禽さわちどりの声に、春はまだ、とうげはまだ、寒かった。木の芽頃の疎林そりんにすいて見える山々のひだには、あざやかに雪のが白い。
吉川英治 / 野槌の百 青空文庫関連カテ晩冬・春先
暖かになると、妙に着物の汚れが目にたってくる。母の着物も、ささくれて来た。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ晩冬・春先生活苦・貧しい暮らし(日々)服装や身なりが汚い
かすかに淡く春の 匂いがする、肌寒い夜だった。コートの薄い生地を通して、甘い夜風が体を包み込んできた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ夜の空気晩冬・春先
春が来ていた。  コートを着る回数が減ってゆくのと同じ速さで、空気が暖かくなっていく。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先
街は寒く、人々はコートを着込んでいたが、陽ざしにはかすかな春の匂いがした。まるで何か新しくて甘いものみたいに、ほんの少しだけ光っていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先
春を思わせる陽射しが差し込む二月の朝
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先冬の日差し・光
春、 未だ地面に雪の残っている頃だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先
桜の 蕾 もふくらみはじめた、三月下旬のゆうべのことだ。
三浦 しをん「舟を編む (光文社文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先
ローマの街はまるで子供がむずかっているように、体にまとわりついた冬をふりはらおうとしていた。
村上春樹「遠い太鼓 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ晩冬・春先季節の変わり目、移り変わり
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