世知辛い・生きにくい世の中の表現・描写(引用集)

既存作品から抽出した用例をカテゴリ別に掲載しています。創作の「言い回し」「描写」の参考にどうぞ。

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世知辛い・生きにくい世の中の表現・描写
荒磯あらいそに波また波が千変万化して追いかぶさって来ては激しく打ちくだけて、まっ白な飛沫ひまつを空高く突き上げるように、これといって取り留めのない執着や、憤りや、悲しみや、恨みやが蛛手くもでによれ合って、それが自分の周囲の人たちと結び付いて、わけもなく葉子の心をかきむしっていた
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫関連カテ心が乱れる・動揺する世知辛い・生きにくい世の中心が揺れる・気持ちが揺らぐ
世間の風は冷たい
関連カテ世知辛い・生きにくい世の中
晴ればれとした往来へ出ても、自分にしなびた古手拭のような匂いがみているような気がしてならなくなった。
梶井基次郎 / ある崖上の感情 青空文庫関連カテ世知辛い・生きにくい世の中心理的に追い詰める(られる)
どんづまりの世界は、光明と紙一重で、ほんとに朗か
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ優しい愛情を感じる(包まれる)世知辛い・生きにくい世の中心が和む・癒される・優しい気持ちになる
もう疲れきった私達は、何もかもがメンドくさくなってしまっている。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテだるい・気分が重い・倦怠感世知辛い・生きにくい世の中
生きるは辛し。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ世知辛い・生きにくい世の中
ああ生きる事がこんなにむずかしいものならば、いっそ乞食にでもなって、いろんな土地土地を流浪して歩いたら面白いだろうと思う。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ世知辛い・生きにくい世の中
酒でも呑まなければあんまり世間は馬鹿らしくて、まともな顔をしては通れない。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ酒に酔う・酔っ払う世知辛い・生きにくい世の中
チュウインガムを噛むより味気ない世の中、何もかもが吸殻のようになってしまった。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ退屈・うんざり・味気ないひどい世の中、救いがたい世界世知辛い・生きにくい世の中
私はがまん強く笑って来ました。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ生きづらい・世間に馴染めない愛想笑い・作り笑顔世知辛い・生きにくい世の中
街を吹く五月のすがすがしい風は、秋のように身にしみるなり。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ苦痛(精神的なつらさ)爽やかな風・涼しい風世知辛い・生きにくい世の中
(河の)塵芥じんかいに混って鳩の死んだのがまるで雲をちぎったように流れていっていた。《…略…》私はフッと鳩のように死ぬる事を考えているのだ。《…略…》静かに流れて行く鳩の死んだのを見ていると、幸福だとか、不幸だとか、もう、あんなになってしまえばくうくうだ。何もなくなってしまうのだと思った。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ生活苦・貧しい暮らし(日々)世知辛い・生きにくい世の中自殺願望・死にたい
どのひとも、夜も日もなく働かねば食えない世の中なり。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ景気・経済世知辛い・生きにくい世の中
卑屈になって、何の生甲斐いきがいもない自分の身の置き場が、妙にふわふわとして浮きあがってゆく。胴体を荒繩でくくりあげて、空高く起重機で吊りさがりたいような疲れを感じる。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫関連カテ絶望・希望がない生活苦・貧しい暮らし(日々)世知辛い・生きにくい世の中
午前中からたて続けに三本の映画を観てしまった。エンディングの途中で耐え切れなくなって、次のDVDかビデオに交換する。それが終わるとまた次。いつもそんな調子だ。何本観たって結局は同じ。いずれ色鮮やかな夢から覚めれば、そこは狭くて薄暗いおなじみの牢獄のなかというわけだ。けれどもこの閉ざされた場所では、夢を見ることのほかに、つまり映画を観ることのほかに、いったい何ができるだろう?
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ世知辛い・生きにくい世の中
「みんな、この世界の評価が高すぎるんですよ。願望ですよ、それって。だから、人が不幸になっても、本人が悪いって責めるし。自分の人生にも全然満足できないし。」
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon関連カテ世知辛い・生きにくい世の中
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