いったいなんなんだ、このバンドは。第一印象はそれだった。PompadollSの「ポンパドール」からは硬派なロックンロールバンドを連想しなくもないが(綴りは違う)全然そうではなく、手数多めでメロディアスなギターロックが軸。そこにクラシカルな要素やボカロ音楽、ハードロックからの影響も加え、確かな技量とセンスでまとめ上げている。“悪食”“ロールシャッハの数奇な夢”“海底孤城”といった、あまりポップスでは見かけないタイトルがついた楽曲の中身はいずれも童話が下敷きとなっているという、コンセプチュアルなスタイルを持つバンドでもある。アートワークの完成度や、SNSでバズを起こすといった動きの面も抜かりない──という各方面に隙のない見せ方を結成からわずか2年足らずで確立しているのが最大の「なんなんだ」ポイントだ。ということで、1stフルアルバム『PompadollS』が完成したこのタイミングでその疑問をそのままぶつけてみた。
インタビュー=風間大洋 撮影=神藤剛
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年2月号より抜粋)
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