海外大学進学のリアル
【広尾学園・尾澤先生×バイリンガル子育て・加藤暁子さん対談④】海外大学進学の併願戦略とキャリアパス リアルな選択肢
2026.01.13
海外大学に進学する高校生が増えています。実際に受験を考えたとき、どのような準備や心構えが必要なのでしょうか。2人の娘が全額奨学金で海外大学に進学し、朝日新聞EduAの人気連載「バイリンガル子育てのすすめ」を執筆する加藤暁子さんと、海外大学進学者数全国トップの広尾学園中学校・高等学校で海外大学担当部長を務める尾澤章浩さんが11月下旬に対談しました。5回に分けてご紹介する対談の4回目です。(写真は、加藤暁子さん〈左〉と尾澤章浩さん=東京・新宿のレストラン「スンガリー新宿三丁目店」、大嶋千尋撮影)
※本連載の他の記事はこちらから。
第1回:海外大学進学はなぜ増えている? 専門家と経験者が語る最新事情
第2回:海外大出願で成績オール5は当たり前? 求められる「個性」とは
第3回:海外大出願の準備とスケジュール 合否を分ける「エッセイ」の重要性
第4回:海外大学進学の併願戦略とキャリアパス リアルな選択肢
第5回:世界を目指す高校生へ 4年間の学びで得られる成長と、家庭で育むべき力
(かとう・あきこ) 玉川大学卒業後、ニューヨーク大学(NYU)大学院修士課程を修了。ニューヨークのホテルでセールスマネジャーとして勤務した後、1995年に帰国し、家族が経営するレストラン「スンガリー」(東京・新宿)の3代目オーナーとなる。2000年に長女、04年に次女を出産。子どもたちが幼少期から、独自の方法による日本でのバイリンガル教育を実践。その結果、日本の高校から、長女・次女ともに授業料と寮費の全額が返済不要の奨学金を得て、米国の大学に進学を果たした。現在は、自身の経験をもとに「バイリンガル教育」と「奨学金を活用した海外大学進学」をテーマに、“バイリンガル子育てナビゲーター”として執筆活動やセミナーを開催している。Noteでも発信中。
(おざわ・あきひろ)早稲田大学卒業後、米国の新聞社でのライターの勤務経験を経て、1995年ベネッセコーポレーション入社。2008年から同社ので海外トップ大進学塾「Route H」の塾長を15年務める。2024年より現職。著書に、「米国トップ大学受験バイブル」(共著、PHP研究所)など。
受験スケジュールと併願戦略
――受験生はどんな受験のスケジュールを組んでいますか。
尾澤)アメリカの大学の多くの場合、早期出願と通常出願の2度チャンスがあります。早期出願は11月ごろに出願し、年内には結果が出ている大学も多いです。通常出願は1月初旬に出願締切の大学が多く、3月後半に結果が出ます。早期出願は1校~数校しか受けられないので、志望順位が高い大学を受験します。合計すると、多い人は20校くらい受けている印象です。
加藤)長女は奨学金の対象になるアメリカの名門大と、授業料が比較的抑えられるカナダの名門大を受験しました。やはり20校くらいだったと思います。次女は、国内大学との併願で、早稲田大学国際教養学部の総合型選抜を受験しました。いわゆる年内入試と海外大受験の準備は重なるところがあるようにも思いますが、エッセイで大変な時期に国内大学の試験対策をするのはつらそうでした。
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