注目校に聞く

女子学院(上)鵜﨑校長に聞く 「あなたの意見」を聞かせてほしい 行事の中心は「話し合い」

2026.01.08

author
市川 理香
女子学院(上)鵜崎校長に聞く 「あなたの意見」を聞かせてほしい 行事の中心は「話し合い」

女子学院中学・高校(東京都千代田区)は、1870(明治3)年、築地居留地内に設立されたA六番女学校をルーツにもつプロテスタント系のキリスト教主義の女子校です。サンデーショックと言われる2026年入試では、安息日の日曜日を避けて、入試日程を2月2日に変更します。制服のない自由な校風、「自らを治める」考え方で知られていますが、基盤であるキリスト教精神をいかに堅持し、学校生活に反映させているのでしょうか。鵜﨑創校長に聞きました。(撮影/山本友来)

鵜﨑創

話を聞いた人

鵜﨑創さん

女子学院中学・高校校長

(うざき・はじめ)1964年東京生まれ。国際基督教大教養学部理学科卒。旭化成工業(現・旭化成)に勤務。89年、テネシー明治学院高等部に設立から理科教員として参加。2001年、恵泉女学園中学・高校に理科教諭として入職。12年から同校副校長。16年、女子学院中学・高校院長・校長に就任し現在に至る。

面接は自分の言葉で語って

――2026年は2月1日が日曜日にあたるサンデーショックで、プロテスタント校の多くが入試日程を2日に変更するため、女子受験生の併願校が変わると言われています。

前任校(恵泉女学園)では経験しましたが、女子学院では初めてです。曜日が絡まない年でも、どうして校風がまったく異なる学校を受けるのだろうと女子校同士で話すことも少なくありませんが、2026年入試では前回2015年とは随分様子が変わり、自分に合った学校を受けたいという志向が高まってきていると感じます。この学校の教育を受けたいと思ってくれる人が集まってくれるとありがたいです。

本校の場合、受験生が学校に来る機会は本当に少なく、本人と顔を合わせておくことはプロセスとして大切だと考えていますので、入試の面接を続けています。また、面接があっても受験したいと言ってくださる方に来てもらいたいという思いもあります。内容は、グループや年によってさまざまです。

私たちが聞きたいのは、「あなたの意見」です。準備してきた志望理由をとうとうと述べようとしたり、何も言えなくなって黙ってしまったりする受験生も時にはおりますが、これについてどう思うか、それを見てどう感じるか、自分の言葉で語ってもらい、やりとりをしたいのです。

――通学時間が90分以内であることを求めています。

通学に要する時間をドアツードアで90分以内と定めています。片道90分を超える毎日の通学時間は大きな負担となり、無理をして続かないというケースも起こります。以前は、微妙なエリアにお住まいの方と個別に事前面談をしていましたが、インターネット出願になったのを機に自動的に判断されるようになりました。

――入試問題はオーソドックスと言われます。

全教科で入試を行いたいくらいですが、時間も限られるので、4科で、基本問題をしっかり解いてもらうことが中心です。問題数が多いので処理能力が必要と言われることもありますが、応用につなげられるよう基礎をしっかり押さえているかどうかを問う問題です。この学びの姿勢は入学してからも同じで、基本をしっかり押さえて、足場から固めていきます。

屋上庭園は生徒たちの憩いの場
屋上庭園は生徒たちの憩いの場
バックナンバー
新着記事
新着一覧
新着一覧

ページトップ