親子で学ぶ 小学生からの英語学習
中学受験を目指す家庭の英語教育① ― 受験期までに英語の土台を培おう
2025.11.10
名古屋市立大学非常勤講師で、子どもの英語学習情報を発信するウェブサイト「はむ先生のおうち英語教室」を運営する村上さとみさんが、小学校低学年スタートの英語学習に関するさまざまな疑問にお答えします。今月は中学受験を目指す家庭の英語教育について配信しています。
今月のテーマは、中学受験を考えているご家庭に向けた英語学習の進め方です。中学受験を考えている小学校低学年のお子さんが、中学で困らない英語力を身につけるにはどうしたらよいか。高学年までの長期的な学習方法を、3回にわたって紹介していきます。
まずこの記事では、受験勉強が本格化する前の低学年の時期に、少し英語に力を入れて、1日30分(+遊び感覚で30分)を目安に取り組む方法をご提案します。
低学年で英語の耳を育てる
小学校に入学してから受験勉強が本格化するまでには、およそ3年間の余裕があります。小学校での英語学習に「英語に楽しく触れる」以上の効果を求めるのであれば、低学年を“ボーナス期間”と捉え、ぜひ有効に活用していただきたいと思います。
「日常会話レベルの英語力」を身につけるには、約2000時間の学習が必要だと言われています。その中心となるのが、ネイティブの英語音声を聞くことです。言葉はまず音声が土台にあり、耳からのインプットが十分にあってこそ、「話す」「読む」「書く」力へと広がっていきます。
2000時間を達成するには、1日30分なら約10年、1時間なら5年ほどで到達できる計算です。最初は軽めに始めたいところですが、高学年に忙しくなることが予想されるご家庭では、低学年のうちに1日1時間を目安に取り組み、高学年になったら隙間時間を活用して20〜30分程度に調整するのがおすすめです。
単語の暗記など、記憶力で対応できる範囲であれば、短期間の集中で成果が出るお子さんもいるでしょう。しかし「聞いてわかる」「自然に使える」ようになるには、誰にとっても毎日の積み重ねが欠かせません。コツコツと続けていくことが必要です。
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