一色清の「このニュースって何?」
中国が戦争の歴史を持ち出す 覚えておきたい宣言や条約
2025.12.13
日々のニュースの中に「学び」のきっかけがあります。新聞を読みながら、テレビを見ながら、食卓やリビングでどう話しかけたら、わが子の知的好奇心にスイッチが入るでしょうか。ジャーナリストの一色清さんがヒントを教えます。
※写真は、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射について記者団に説明する小泉進次郎・防衛大臣=2025年12月7日、防衛省内、防衛省提供
おさまらない中国の反発
台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁に対する、中国の反発がおさまりません。日本への渡航自粛の呼びかけ、日本産水産物の輸入再開の事実上停止、日本関連のイベントの中止などがおこなわれています。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射もありました。そうした中、言論においても戦中、戦後の歴史を持ち出して、日本への批判を強めています。国際社会に向けて、中国の主張を訴えることで、日本を孤立させようとする意図が感じられます。
ただ、中国の主張は第2次世界大戦における国際関係の歴史を知らなければ、理解できません。特に、節目となる宣言や条約の意味が重要になります。今回は、論争の中に出てくるカイロ宣言、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約、旧敵国条項について説明します。