親子で学ぶ 小学生からの英語学習
親だから見える!ベストな学習環境② ―わが子の興味から英語の世界を広げよう!
2025.12.15
名古屋市立大学非常勤講師で、子どもの英語学習情報を発信するウェブサイト「はむ先生のおうち英語教室」を運営する村上さとみさんが、小学校低学年スタートの英語学習に関するさまざまな疑問にお答えします。
子どもの英語力を伸ばすいちばんの原動力は、「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちです。英語との出会い方はさまざまですが、子どもの「好き」を出発点にして、英語を通して世界を広げていくことが、長く続く学びにつながります。
今回は、「〇〇×英語」という組み合わせで、わが子の興味から学びを支える環境づくりについてお伝えしていきます。
英語は脇役 子どもの興味が常に中心
子どもの英語力を育てたいと思うとき、子どもの興味を中心に置くとスムーズに学習が進みます。それは、英語学習を長い目で見てみると、英語そのものを極めることよりも、「自分の専門を広げるための手段」として使えるようになることの方が、より意味のあることのように感じられるからかもしれません。
いずれ英語を知識として学ぶ時期はやってきますが、まずは子どもの「好き」「やってみたい」という気持ちを出発点に、英語は脇役という感覚で伸ばしていくのも一つの方法です。
たとえば、昆虫が好きな子は海外の昆虫図鑑を眺めてみたり、音楽が好きな子は英語の歌に親しんだり、ゲームが好きな子は英語の実況を聞いたりします。そのとき、英語は「勉強」ではなく、自分の好きな世界をもっと深く知るための手段になります。
子どもが「何が書いてあるんだろう」「何て言っているんだろう」と、自然に興味を膨らませるようすが目に浮かぶのではないでしょうか。
わが家にも低学年の子どもがいますが、親の私から見て「時間を無駄にしているのでは?」と思うようなYouTube動画を、英語で楽しそうに見ています。そこから得られている知識は、学校の勉強に直接役立つかはさておき、大人顔負けのものもあるのです。
こうした小さな積み重ねが、やがて英語の土台を作っていきます。子どもが自分の関心を通して世界を広げていく。その過程こそが、英語を学ぼうとする力を育てていくのだと思います。
この記事は 有料記事です。朝日新聞デジタルの有料会員になると続きをお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません