近畿道紀勢線 全線建設へ 国交省、残る2区間事業化
紀伊半島の海沿いを通る総延長335キロの高速道路「近畿自動車道紀勢線」の全線が建設される見通しとなった。国土交通省は和歌山県、三重県で最後に残った2区間の計20キロ余りについて、2019年度に事業化する。高速通行による利便性向上などを理由に地元から道路整備への要望が強いのに対応する。

対象は和歌山県内の新宮南インターチェンジ(IC)―新宮北IC間の約5キロと三重県内の紀宝IC―熊野IC間の約16キロ。事業費はそれぞれ300億円、850億円を見込み、そのうち県が3分の1を負担する。
紀勢線は大阪府松原市を起点に和歌山県を経由し、三重県多気町をつなぐ。18年度に串本ICと太地IC間の18.4キロが事業着手し、2区間のみが残っていた。全線開通の時期は決まっていないが、10年後をメドに完成する見通しだ。
紀勢線はもともと有料道路で建設する計画だった。和歌山県内の南紀田辺ICより南、三重県内は紀伊長島ICより南の区間は採算が厳しいため、国と地元自治体が建設し、通行料を取らない方式に転換した。
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