不登校と向き合う

小1不登校からの大学進学 7児の母で、NPO代表理事がいま思うこと<第1回>

2025.02.07

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川口敦子

「お母さんに合わせているだけですよ」

そこでは、自分なりに調べたことに加え、地元のクリニックではいやいや検査を受けたので誤診かもしれないが、自閉スペクトラム症かもしれず、通常学級があっていないと言われたことなどを話しました。

すると、医師に言われました。「この子は賢いから特別支援学級に入れたがっているお母さんに合わせているだけですよ。通常学級でいいと思います」。数日前に川崎で言われたのと正反対の診断に混乱し、ギフテッドの話も聞いてみました。

すると、ギフテッドはアメリカの概念だから日本では診断できないと言われました。LDへの偏見も強く、「こんなに知能が高い子はLDと診断できない。お母さんが不安になって、あれこれ詮索(せんさく)するのが一番よくない」。その一点張りでした。話を続けていてもらちが明かず、結局「分かりました」と言って病院を去りました。

前後して、適切な環境を求めて、学校の先生とも話し合いました。

「本人が疲れたらクールダウンできる部屋を用意してもらいたい」とお願いしましたが、秋になって長男が不安が強くなり、付き添いが必要になると、サポートの先生がつく部屋は「子どもと教員しか利用できない部屋のため、お母さんが一緒だと入れません」と利用できなくなりました。代わりにあてがわれたのは算数の教材が多く置かれた「算数教材室」で、触ってはいけないものばかりに囲まれた中に、サポートもなく一人置かれ、長男のストレスはかえって増していきました。

ざわつきから耳を守るためにイヤーマフを持たせたり、つまづき場面をサポートする「ヘルプカード」を持たせたり。家庭でできることは手を尽くしましたが、学校生活で強いられる我慢を家に帰ると爆発させる日々が続き、やがてまた不登校になりました。長男の学校への付き添いが必要になった頃、下の子達と通っていた自主保育でも、「預け合いができないから預かることはできない」と言われるようになり、ついには私自身が寝込んで起き上がれなくなりました。

◎私流の「不登校の子との向き合い方」を具体的にお伝えします。今後は、子どもたちとの「ホームエデュケーション」や、合理的配慮がテーマとなります。

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